地方銀行の特徴

ネット銀行や都市銀行と比べると使えるATMが制限される

法人口座は地方銀行でも開設できます。では、地方銀行の特徴にはどういったものが挙げられるでしょうか。まず、都市銀行と比べると利用できるATMの数は多くありません。さらに、無料でお金を引き出せるATMとなるとさらに少ないでしょう。ネット銀行のように、コンビニにあるATMでも一定回数までなら無料でお金を引き出せるといったサービスを展開している地方銀行はほとんどありません。
また、クレジットカードのブランドがついたデビットカードの導入にはやや消極的といえるでしょう。昔ながらのデビットサービスであればキャッシュカードに付属していますが、これでオンラインショップをするといったことはできません。以上の点からサービスの点では都市銀行やネット銀行には劣る部分があります。

地元在住者との結びつきが強く、口座開設で優遇してもらえるかも

しかし、地方銀行には大きなメリットがあります。それは地方在住者は古くから取引している可能性が高く、その実績が考慮されれば、法人口座の開設を申し込んだときに審査に通りやすくなるという点です。都市銀行の場合、かなり統合しているので子供のときにお金を預けていた銀行が今は別の銀行に吸収されて存在しないといったことも多いでしょうが、地方銀行は古くから変わらずに存在しているところが多いです。したがって、もし大手の都市銀行やネット銀行に法人口座の開設を断れているという場合は、子供のときから口座を持っていた都市銀行に申し込んでみると、いい結果が得られるかもしれません。
ちなみにオンラインバンキングシステムについては、地方銀行でも導入されています。